コミュニケーションの本質!!意外と知らない自己開示と自己呈示

お役立ち

皆さんお疲れさまです、Kです。

コミュニケーションについてです。
コミュニケーションという言葉をよく聞きますが、そもそもコミュニケーションとは、どのような機能を使って行われているのかご存知ですか?

それが、タイトルにある自己開示と自己呈示なんです。
コミュニケーションは、大きく分ければこの2つを活用して成り立っていると言われています。
(本当はもっとたくさんありますが、特定の内容に絞りました。)

今回は、コミュニケーションの元になっている自己開示と自己呈示について、わかりやすく解説していきます。

では早速いきましょう!

自己開示とは!?

そもそも自己開示と自己呈示ってなんなのか?

そこですよね??

まずは、自己開示から紹介していきます!

自己開示とは簡単に言うと、「相手に対して本当の自分のことを話すこと」です。
つまり、嘘、偽りなく、相手に自分の意見や考えなどをしっかり伝える、本当の自分をさらけ出すことです。

ありの~ままの~♪
アナ雪状態が、自己開示です。
他の人が聞いたらちょっと引いてしまいそうなことも、相手に話す、これが自己開示です。

そんな自己開示には、色々な機能があるのですが、今回は特徴的な以下の3つの機能について紹介します。
なお、以下の3つの機能は個人的機能に該当します。
個人的機能とは、開示した本人に良い効果をもたらすことを言います。

感情浄化機能

悩み、苦しみ、不安、不満、葛藤などを自分の胸だけに収めておくとキツイです。

が、それを他者に聞いてもらうだけで心が軽くなります。
感情明確化機能とは、ネガティブな感情を吐き出すことによって、自分が感じていた感情を収めることができることです。

自己明確化機能

さまざまな事柄に関して、人は曖昧な態度や意見しか持っていないのが普通です。

自己明確化機能とは、他人に意見を求められ、自分の考えや気持ちを話しているうちに、曖昧だった考えや気持ちが整理され、自分の気持が明確になることです。

社会的妥当化機能

自分の能力や意見が周りからどのように思われているのかが、分からないことも多いです。

社会的妥当化機能とは、そうした自分の能力や意見について他人に話すことによって、相手から評価が返ってきたり、相手の能力や意見を聞くことができたりするので、自分の能力や意見の社会的妥当性がわかることです。

自己開示の効果

他にも色々ありますが、前述の通り、自己開示には様々な機能があったんです。

つまり自分の考えや想いを伝えることによって、感情浄化機能、自己明確化機能、社会的妥当化機能が働くんです!

そしてこれらの機能は、前述の通りすべてプラスに働きます。

みなさんも経験ないでしょうか?

自分の意見をしっかり伝えた時になんかわからないけどスッキリした」とか、
自分が思っていることを相手に伝えて、それに相手が共感してくれてとても嬉しかった」など。

これはすべて自己開示があったからこそ得られた感情、感覚なんです。

相手も「私にこんなことまで話してくれるなんて、私のことを信頼しているからだ!」と思うんです。
それにより信頼関係がより強くなるのです。
だからこそ、自己開示を活用して自分のことを他者に伝えていくことが、コミュニケーションにおいて非常に重要なんです。

自己開示の注意点

ただ、そんな素晴らしい自己開示ですが、1つ注意点があります。

それは闇雲に自己開示すれば必ず良いのか、と言われると”そうではない”と言うことです。
つまり、自己開示を常にしているとマイナスに働くこともある、ということです。

ここまで、読んでくれたあなたは、「自己開示をすれば、とにかくプラスに働く」このように捉えたかもしれません。
でもそうではないんです。

ではどのような状態の時にマイナスに働くことがあるのかと言うと、親しい間柄ではない時です。

もう少し詳しく言うと、自分のことを相手があまり知らない状態で「自分はこんな人間です」と言うことを、避けたほうが良いということです。

なぜかと言うと、その段階で自己開示をすると、かえって引かれてしまう可能性があり、相手があなたとの間に壁を作ってしまう可能性があるからです。

例えば、私は「グロい映画が好き」という少し変わった趣味の持ち主だったとします。
相手が私のことをあまり知らない段階でそのことについて自己開示してしまうと、引かれる可能性がありますよね。

「グロい映画は私も好き~」という人は少数派だと思います。(ですよね?笑)
なので「この人は私と趣味が合わないな」と思ってしまう可能性が高いのです。
これが自己開示のデメリットなんです。

でも、親しい間柄になってから同じように自己開示を行うと「へー、私は無理~笑」という会話になり、マイナスにならないのです。

それは、親しい間柄になるまでにあなたのプラスの部分を相手が見てくれているからです。
なので、徐々に自分の中で「この話ならしても良いかな」と言う内容を自己開示していくことが大事です。
そうすればあなたは、今まで以上により良い人間関係を作ることができます。

なんでも本音で話せるような人と繋がりを持てるようになります。

自己呈示

自己提示は、簡単に言うと自己開示の逆で、本当の自分を隠すことです。
つまり”嘘をつく”と言うことです。

この嘘は悪い嘘と言うよりは”相手に悪い印象を与えないための嘘”の意味合いに近いです。
自分をよく見せたい場面などに使われます。

例えば好きな人などにアプロ-チするときは、自己呈示の塊かもしれません。笑
他には、本来であれば本音を言いたい場面で、あえて嘘をついて相手の気分を害さないようにする、これも自己呈示になります。
空気を読むに近いかもしれません。

”嘘”と聞くと悪いようなイメージを持つかもしれませんが、相手との関係を良好に保つための機能だと思って欲しいです。
日本人ならではの本音と建前はまさに自己呈示のことです。

本音を言って相手を悲しませる可能性があるのであれば、嘘をつく。
これも日本人の奥ゆかしさだと私は思っています。

裏を返せば、これも相手から”いい人だと思われたい”と言う気持ちの表れなんです。
なのでその自己呈示がバレたときは少し面倒なことになってしまいます。

「だってあの時〇〇って言ってたじゃん」みたいなことになってしまいます。
必ず悪いわけでは無いのですが、バレたときのことは意識をしましょう。

この自己呈示で何が言いたいのかと言うと、自己呈示ばかりで他人の目を気にしていると”生きづらくなる”ということです。
常に他人の顔色を伺って他人中心の生活をしていると、本当に辛いと思います。

なので、自己呈示はほどほどにしましょう!

時に自分を追い詰めてしまうことになります。

自己開示と自己呈示のバランス

コミュニケーションにおいて、自己開示と自己呈示のバランスが非常に重要です。
そして、そのバランスが難しいです。

ただ、大多数の人が自己呈示を頻繁に活用していると思っています。
やはり他人に嫌われたくないですよね。

自分の意見や気持ちを言うことで、他人に不快な思いをさせたらどうしよう…って考えてしまいますよね。
それが普通だと思います。

恐らく自己開示が出来ない、もしくは苦手は方は、自己開示するデメリットのみを捉えていると思っています。
でも実はそうではないんです。

確かにデメリットはありますが、ご紹介した通り、自己開示はメリットのほうが多いのです。
だから勇気を出し、一歩踏み出してほしいです。

今までは、会議や友達との会話の中で自分の意見を言わずに周りに合わせていたと思います。
でも勇気を出して、自分の意見を言ってみてください!
できるところからで大丈夫です!
そうしたら、世界が変わります!
気持ちが楽になります!

だから一歩踏み出してみましょう。
相手の気持ちも大切ですが、自分の気持ちをまずは大切にしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、身近なコミュニケーションの内容でしたが、意外と知らない内容だったのではないでしょうか?
自己開示と自己呈示、似た言葉ですが、全然意味が違いますね!
どちらか片方に偏ってもダメで、この2つのバランスが大切です。

是非皆さんもこれから自己開示と自己呈示をうまく使いながら色々な方々とコミュニケーションをしてみてはいかがでしょうか?

そして私は、自分の意見をしっかり言って、それに賛同してくれた人こそ、良好な関係が築けると思っています。
だからこそ怖がらずに、自己開示をしてほしいです。
皆さんの人生が良い方向に向かっていくことを祈っています。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

see you

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