皆さんお疲れさまです、Kです。
今回は本を紹介していこうと思います。
私が読んだ本はタイトルにもある通り完全教祖マニュアルです。
こちらです。
タイトルからして非常に怪しいですよね!
読んでみたらやはり怪しかったです。
嘘です。
かなり面白かったです。
教祖になる方法と書いてありながらも、読む直前までは”普段の日常生活に役立つようなこと”が書かれているのかなと少し思っていました。
しかし、その予想はいい意味で裏切られました!
実際本を読み進めていったら、そんな事は一切書かれていなかった。
書かれていたのは、教祖になるためにはどのようなことをするべきなのか?
そのことについて、面白おかしく書かれていたんです!
ただ難しい話ではないんです!
すごい面白く、更に素人でも分かりやすいように噛み砕いて書かれていました。
日常生活に役立つことは、書かれていないと書きましたが、ある視点からみればそんなことはありません。
そもそも教祖になるには、多くの人から信頼を得る必要があります。
多くの人に信者になってもらう。
つまり自分が一目置かれるような存在になる。
これは確かに教祖として必須でありながら、日常生活でもこういった状況があると思います。
例えば、管理職の人が自分のリーダーシップを発揮する時などに、部下が信者の様に自分のことを慕ってくれたらどれだけ仕事が楽に進められるだろうか?
このように思った管理職の方や社長などもいるのでは無いでしょうか?
考えただけで仕事が捗りそうです!
このように、一部の人には、日常生活で使えます。
そして、教祖と聞くと詐欺師のようなイメージが強いと思います。
話がうまいなど…
もし、自分がその様な人に騙されやすいタイプだったとします。
その人が、この完全教祖マニュアルを読めば、宗教の仕組みが理解出来るので、そのような詐欺師などに引っかかりづらくなると思うのでオススメです。
宗教に限らず、色々な物事の仕組みや原理を知ることは非常に重要で、知っていて損はしないはずです。
なので、宗教の構造を知れるチャンスだと思って読んでほしいです。
そんな完全宗教マニアルについて少しだけ紹介をしていきます。
では早速いきましょう!
教祖の目的とは?
まず大前提の話からです。
教祖と聞くと皆さんはこんなイメージを持っていないでしょうか?
「何かわからないけど悪い人」
「良くないことをしている危険な人」
「多くの人々を騙している悪人・詐欺師」
「なんか不気味だから近寄りたくない」
このように思っている人は非常に多いと思います。
実は私もこの本を読む前までは、そのように思っていました。
しかし教祖は、実は上記の様な人ばかりでは無いんです。
では、何かと言うと「人をハッピーにする」のが教祖の仕事なんです。
「っっえ!そうなの?」と思った人が多いですよね!
教祖の中でも詐欺師などの悪い人が目立ちやすく、本来の目的である人をハッピーにする教祖は目立たないのです…
悲しいですね。
教祖の目的は人をハッピーにすること!
これが「完全教祖マニュアル」には、1番力強く書かれていました。
そして教祖は人をハッピーにするために教祖は色々なことを行うのです。
その色々なことに「賛同してくれた人が信者」なんです!
それをこの本は教えてくれたんです。
なるほど!と思いました。
その時にふと、こんな風に思ったんです。
「社長や人の上に立つ人はある意味では教祖なのかもしれない!」と!
いろんな人をハッピーにさせる。
世の中の人をハッピーにさせる。
従業員をハッピーにさせる。
まさに、社長の役割と同じだと思いました。
社長も従業員を幸せに出来なかったらその会社から従業員がいなくなり、会社自体が潰れてしまいますからね…
会社の理念に賛同してくれた人が従業員として働いてくれる。
従業員が「自分もこの会社で社長と同じように社会に貢献をしたい」そんな風に思った人が働く。
もしかしたら、その会社の社風や制度が良くて働く人もいるかもしれない。
でもそのような状況でも、会社との相性が合わなければ、従業員は辞めていきます。
つまり、信者にはならないのです。
宗教と似ていますよね。
教祖の考えに賛同してくれた人が信者になります。
そういう意味では会社も宗教も似たような構造なのかもしれない。と思いました。
極論ですが、教祖=社長です。
信者か、従業員かの違いです。
こんな事言うと、社長に怒られちゃうかもしれませんが。
この様に、いかに賛同してくれる人を増やすか?
これは宗教だけではなく、会社としても非常に重要な部分です。
宗教が成立する条件
教祖(宗教)が成立する要件は大きく2つあります。
それが何かと言うと、「何かを言う人」と「それを信じる人」です。
このたった2つで成り立っているんです。
教祖と言うのは実は何かを言う人!
そして信者と言うのはその教祖が言った言葉を信じる人なんです。
もちろん、その教祖が言った言葉を信じなければ信者にはなりません。
よくよく考えれば確かにその通りなんですが、あまりにも簡単過ぎて心配になりますよね?
こんな簡単な仕組みで良いの??ってなりますよね?
前提としては、これで良いんです!
これは教祖とか信者とか、そういった関係の前に、日常生活でも起きてますよね。
私たちの日常生活でも「何かを言った人」と「その発言を信じる人」との人間関係で成り立っていると思います。
例えば「私はあなたのことが好きです、付き合ってください」と言ってその言葉を信じて「はい、お願いします」と付き合う人がいます。
ちょっと極端ですが、このやり取りも「言う人」と「信じる人」の構図になります。
教祖のイメージは、ものすごく悪い人、詐欺師みたいに口がうまい人、それにより信者が付くのだと思っていた人が多いはずです。
なので、教祖の発言を信じている様な人は「なんか頭がおかしい人」みたいに思っていたかもしれません。
でも実はそうではなくて、教祖と言うのは単に自分の意見を発信しているだけなんです。
その発言に賛同してくれるのが信者なだけなんです。
中には、おかしな宗教も当然あります。
そちらのほうが目立つから厄介ですよね…笑
自分が教祖となる時に、自分の意見をどの様に伝えて、また、どの様な内容にするべきなのかは、この本に書いてあります。
つまりこの本を読めば、自然と賛同を得やすい意見を言える様になるということです。
この部分については、宗教・教祖に関係なく日常生活に役立つと感じました。
ただ、内容は少しエッジが効きすぎているので、活用できる場面は限定されてしまうかもしれませんが…
信者の保持
完全教祖マニアルの中では、
「どのように信者を保持するべきなのか」
「どのようなことに気をつけるべきなのか」
「どのようなことが大切なのか」
この様な部分についても、もちろん書かれています。
一部紹介すると、「今までなんとなく受けて止めていたことに対して、実は困っている事に変えること」
そしてそれを解決するために宗教を作った!という事です。
これが、信者の保持に貢献するんです。
「なんとなく受け止めていた事を実はあなたにとって困っていたことなんじゃないんですか?」
「そしてそれを解決するのが教祖なんです」
と言う流れです。
なんか営業に似てますよね!
あんまり意識してないけど自分にとって潜在的なニーズがあって、そのニーズ喚起をする。
その結果、「あれ?もしかしたら私はこのことに困っていたのかもしれない」と思う。
「髪が短いから今まで風呂上がりは自然乾燥で良いと思っていたけど、ドライヤーを使って早く乾かしたほうが良いのかもしれない」とか!
今まで気にして無かったけど、言われたら気になり出してしまう…
営業と教祖はやっていることは、一緒なのかもしれません。
営業もお客さんとの”グリップ力などが大切”とよく言われていますが、一番グリップ力があるのは、教祖かも知れません。笑
教祖が営業をやったら、お客さんとのグリップ力が、かなり強い優秀な営業になるかもしれません。
このようなことを常に心がけながら、教祖は信者に対して自分のことだけに集中してもらうようにするのです。
本の最後の部分では、教祖になれば甘い汁を吸えるから生活が豊かになります。などとかなりぶっ飛んだ内容が書かれていました。笑
そして教祖は便器だ!とも書かれていました。
かなりエッジが効いた内容だったので、読んでいて面白かったです!
教祖と聞くと、つまらない内容だと思われがちですが、そんなことはなく、内容は面白おかしく書かれていたので、読んでいて非常に楽しかったです。
是非、機会があれば読んでみてください。
まとめ
教祖は、実は悪い人ばかりではない。
「みんなをハッピーにするんだ」と理念を持った良い人もいる。
「何かを言う人」と「それを信じる人」との簡単な条件で成立する。
信者に対して、「あれ?もしかしたら私はこのことに困っていたのかもしれない」を常に感じさせる。
全体を通して、経営者とか人の上に立つ人にもオススメできる内容になっています。
日常生活でも使える部分はあるんだと感じました。
そして、詐欺などに引っかかりそうな人も読んでほしいです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
see you
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