人の認知が変わってしまう!?「認知不協和」

お役立ち

皆さんお疲れさまです、Kです。

今日は少し心理的な内容です!

皆さん「人の心が読めたらいいな~」って思ったこと一度はありますよね?

こんなときありませんか?

「あの言葉を言ってからアイツ不機嫌になった気がする、何考えているんだろう?」とか

「あの人いつも何考えているかわからないんだよな~」などです!

「人の心が分かればどれほど楽か…」と思う場面って結構あると思います。

ただ、人の心は当然読めません。

そして、もちろん人の心を操ることも出来ません。

少なからず、私には出来ません。

メンタリストのDaiGoさんみたいに、「人の心がある程度読めたり、操るようなことができたらどれほど良いか」と、心の底から何回も思ったことがあります。

でもあんな素晴らしいDaiGoさんみたいになるのは、普通ではほぼ無理だと思います。

なので、諦めたいところですが、人の心ってわかり易い時もあるんです。

例えば、Twitterで”いいね”が欲しいとか、インスタでフォローワーから”いいね”がたくさん欲しいとか、

”いいね”しか思い浮かびませんが…笑

大多数の人に共通することがあるんです。

そう言うのもは全て、人間の心理的な行動に繋がっていると言われています。

つまり、「あの人は何考えていいるんだろう?」と心の中は読めなくても、「多くの人がこうなら、あなたもこう考えているでしょう!」という予測はできるのです。

そう、心理と言うより、予測に近いです。

そんな中で、少し興味深い人間の心理的な行動があるので、それについてご紹介させていただきます。

今日ご紹介する内容は、経営者の人や人事の方などにもしかしたら役立つかもしれません。

もちろん、普通の人にも役立つ内容です。

知っておいて損はない内容だと思います!

では早速いきましょう!

認知不協和とは

今回ご紹介するのは、認知不協和というものです。

全くわからない方がほぼ大多数だとおもいますので、私の大好きなWikipediaで調べました!

認知不協和とは、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。
メリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。
人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更すると考えられている。

ちょっと分かりづらいと思います!

簡単に説明すると、人間は不快感を覚えると、それがあたかも不快感では無かったかのように働きかけることがある!という内容です。

本当は自分にとって全く楽しくない旅行、行きたくない旅行だったけど、高いお金払って行ったから、周りに旅行どうだったって聞かれた時に、「楽しい旅行だった」って言ってしまう…など

もしかしたら、これと似たような経験ありませんか?

これがまさに「認知不協和」というものです。

認知不協和を確かめる実験が昔行われましたので、その実験をご紹介します。

認知不協和を確かめる実験

フェスティンガーという者が行った実験です。

どのような実験だったかと言うと、実験協力者は、決しておもしろくない単純作業を長時間行った後、それがいかにおもしろいものであったかを、他人に説明するというものです。

かなりつまらない単純作業です。

嫌ですね…

その実験には参加条件があります。

1つは高額の報酬が与えられることが約束され(20ドル)ます。

もう1つは、少ない報酬(1ドル)が与えられます。

このような違いが設けられ、これら2つの群の行動的特徴条件が、どのような違いを生むかを測るというものです。

そしてもう1つ、コントロール群というものがあります。

これはどのような群かと言うと、同様の単純作業を行うが、他人へ説明をしない群です。

つまり、他人へ説明する、高額報酬群と少額報酬群、そして、他人へ説明しないコントロール群の合計3つがあります。

なんとこの実験、驚愕の結果が出たんです。

なんと、少額報酬群は高額報酬群に比べて、「自分のやった作業がおもしろかった」や「再び同様の実験に参加したい」と思う傾向が強かったそうなんです。

一方、高額報酬群は、「単純作業なので、あまりおもしろく無かった」という回答が多かったそうです。

コントロール群も高額報酬群と同様で「つまらなかった」と言う回答が多かったようです。

つまり少額報酬群のみが、つまらない作業を”おもしろかった”と言う人が多かったのです。

この一見矛盾する結果は、次のように説明されています。

自分がやったおもしろくないことを、おもしろいと説明するように求められると、人は葛藤状況に置かれます

高い報酬が与えられれば、その課題に一応納得するが、低い報酬しか与えられないと葛藤が続きます。

しかし状況は変えようがないです。

そこで自分の認知を変え、おもしろくないものを、おもしろいと思い込むことで、その葛藤を解消しようとしたんです。

つまらない上に報酬が低いと、そんなことをしていた自分が嫌になるので、楽しい作業だったと認知を変えるんです!

これ、凄いですよね。

まとめ

人は、「自分がやったことを良かったことだ、素晴らしいことだ」と思ってほしい傾向が強いです。

そして、それが実際つまらないことでも、葛藤を解消するために認知を変え、面白かったと言うのです。

もし会社などで、社内アンケートを取り、その結果に「この仕事は楽しい」や「今の仕事にやりがいを感じている」という項目の結果が如実に良く出ているのであれば、もしかしたら注意が必要かもしれません。

結果が、あまりにも良く出ているようであれば、認知不協和になっている可能性があるからです。

アンケートに答えた従業員は本心ではなく、認知を変えている可能性が高いです。

そもそも、仕事が楽しいって言っている人の方が、世の中的には少ないはずです。

その中で、やたら良好な結果が出ているほうが危険です。

そして、中にはこんな会社もあるかもしれません。

アンケートの結果は良好なのに、退職者が多い状況!

これは、間違いなく”認知不協和”になっている可能性が高いです。

退職者が物語っています。

アンケート結果を信じるか、退職者が多いと言う事実を信じるかは自由ですが、この話を聞いたあとではアンケートの結果は信憑性が低いと言えます。

そのことに気付けただけ、改善のチャンスがあります。

手遅れになる前に、改善策を考えましょう!

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

see you

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