皆さんお疲れさまです、Kです。
ここ最近の在宅勤務によってストレスが溜まっていませんか?
緊急事態宣言によって外に出かける事ができず、ストレスが溜まっていませんか?
常にコロナ対策としてマスクをつけなければならない生活のせいでストレスが溜まっていませんか?
皆さんご存知の通り、私たちは常にストレスと隣り合わせで生活をしています。
そのことは皆さん、満場一致で認識をしているはずです。
以前からずっとそうです!
そしてストレスには、コロナの様に不可抗力によるものも当然あります。
それにより、より一層ストレスを抱えてしまう…
こういった事は普通に起きています。
もはや、体感している人も多いのでは無いでしょうか?
今はそんな状況なんです。
今まで以上にストレスが溜まりやすい状況なんです。
溜まりやすいからこそ、ストレスの発散とか解消を常に意識をしていかなければなりません。
そして、ストレスは自分で解消する方法はもちろん、相手に与えないようにするこも重要。
そして、相手がストレスを感じていたらそれに気付くことも重要です。
今回は、そのようなことを踏まえて、職場でのメンタルヘルス対策について、紹介していきます。
では早速いきましょう!
Contents
メンタル対策の指針
皆さんご存知かもしれませんが、中央労働災害防止協会で職場でのメンタルヘルス対策についての指針が出ています。
内容は大きく4つあります。
・セルフケア
・ラインケア
・社内産業保健スタッフ等ケア
・社外資源によるケア
特にここ最近、「従業員のメンタルヘルスケアが非常に重要だ」と多くの企業で言われています。
これから紹介する内容は、かなり量がありますが、重要なところなので是非抑えてほしいです。
セルフケア(社員による)
第一次予防:メンタルヘルス不調の未然防止
1.自分自身に適したバランスのとれた生活をする。 (睡眠・休養・食事・運動) 2.積極的に定期健康診断を受診し、自分の健康状態を把握する。 3.心身の健康に対する関心を持ち、知識や情報を得る。 4.ストレスへの気付き、対処法を知っている。(自律訓練等) 5.気軽に相談できる人や場を持っている。 6.セクハラ相談窓口の利用。
第二次予防:メンタルヘルス不調への早期発見と適切な対処
1.生活スタイルの改善を目指す。 2.積極的に定期健康診断を受診し、自分の健康状態を把握する。 3.心身の健康に対する関心を持ち、知識や情報を得る。 4.定期健康診断後、措置の必要性が生じた場合は積極的に産業保健スタッフに指導を受ける。 5.早期受診し、必要に応じ指示書・診断書を上司にすみやかに提出する。 6.ストレス対策法を身につける。
第三次予防:職場復帰における支援
1.自分自身の健康状態を十分知った上で、主治医と相談し復帰を決める。 2.職場復帰プログラムに基づき、1ヶ月前に診断書を提出する。 3.生活習慣の改善の努力をする。 4.ストレスに対する自己管理を継続する。
ラインケア(管理監督者による)
第一次予防:メンタルヘルス不調の未然防止
1.快適な職場環境づくりへの努力。 ①.メンタルヘルスマネジメント能力を有する、リーダーシップの行使ができる。 (従業員一人一人の性格、能力、環境の適正管理) ②.相談業務を果たすため(良き相談相手になるため)、部下との良好な人間関係を保持する。 (傾聴訓練等) ③.職場の環境改善・環境整備への努力をする。
第二次予防:メンタルヘルス不調への早期発見と適切な対処
1.定期健康診断・人間ドックを受診しやすい環境の整備をする。 2.健康相談・保健指導を受けやすい環境の整備をする。 (時間の確保など) 3.相談窓口・相談しやすい体制の整備をする。 4.医療機関への受診、診断書、指示書へ理解を示す。 5.心身の健康に関する知識と理解をもって部下を注視し、 必要に応じて速やかに産業保健スタッフに相談・処置を仰ぐ。 6.社内産業保健スタッフからの情報収集に努力する。
第三次予防:職場復帰における支援
1.診断書・指示書に基づき、適正職場への復帰に努力する。 2.職場復帰プログラムに沿って、必要に応じて産業保健スタッフとの面談を勧める。 3.必要に応じて、会社・家族と連携を図る。 4.必要時社内保健スタッフとの連携を図る。
社内産業保健スタッフ等ケア
第一次予防:メンタルヘルス不調の未然防止
1.健康に対する正しい知識や情報を提供する。(啓蒙活動) 2.ストレスについてセルフチェックできる機会を提供する。 3.相談窓口としての役割を果たす。 4.セルフケア・ラインケアのための、必要な情報・教育・機会を会社と協力しあって提供する。 5.快適職場の為の組織への提言・助言を行う。 6.外部資源との連絡・調達や教育相談の調整等を行う。 7.健康診断の受診を促進する。
第二次予防:メンタルヘルス不調への早期発見と適切な対処
1.メンタルヘルスに対する社員・管理・監督者への教育・啓蒙活動への助言 2.社員のメンタルヘルスの現状把握。 3.相談しやすい環境の整備(人・時間・場所) 4.管理者・産業医との連携を密にし、適切な対処を行う。 5.定期健康診断・人間ドッグの結果の評価および有所見者の事後指導。
第三次予防:職場復帰における支援
1.職場復帰プログラムに沿って復帰を進める。 2.個々の健康に適した職場への復帰を確認し、管理監督者への適切な助言を行う。 3.必要に応じて、会社・家族と連携を図る。
社外資源によるケア
第一次予防:メンタルヘルス不調の未然防止
1.社内産業保健スタッフへの教育研修および情報提供と支援を行う。 2.セルフケア・ラインケアのための教育指導を行う。 3.社員に対するカウンセリング。 4.メンタルヘルスに関する相談。
第二次予防:メンタルヘルス不調への早期発見と適切な対処
1.社内産業保健スタッフへの教育研修および情報提供と支援を行う。 2.セルフケア・ラインケアのための教育指導を行う。 3.社員に対するカウンセリング。 4.メンタルヘルスに関する相談機能。
第三次予防:職場復帰における支援
1.社内産業保健スタッフへの教育研修および情報提供と支援を行う。 2.セルフケア・ラインケアのための教育指導を行う。 3.社員に対するカウンセリング。 4.メンタルヘルスに関する相談機能。
出典:中央労働災害防止協会 健康確保推進部 メンタルヘルス推進センター「こころの健康づくり事例集ー職場におけるメンタルヘルス対策」
かなり長いです。笑
裏を返せば、これだけ細かく書かなければならないほど重要という事です。
なので、こういうことがある事自体は覚えてもらいたいなと思います。
本当は、全部説明しなければならないのですが、かなーーーーーーり長くなります…
なので、今回はポイントを絞って説明をします。
一次予防~三次予防まで全て大切なのですが、特に大切なのは、「二次予防」です。
非常に重要です。
これは皆さんも覚えてほしいです。
二次予防が何かと言うと、「メンタルヘルス不調への早期発見と適切な対処」です。
なぜ、二次予防が重要なのか?
まず、一次予防はメンタル不調の未然防止です。
とても重要なことです。
重要ですが、企業として一次予防をしっかり行っていても、メンタル不調になってしまう人はやはりいます。
もし一次予防を完璧にすることで、メンタル不調者が出なくなったら二次予防は必要ないですからね。
そうなったらどの企業も一次予防に注力します。
でも実際は、どれだけ一次予防をやってもメンタル不調者の人は出てしまうんです。
”メンタル不調0の会社は存在しない”と言っても過言でもありません。
その場合、その不調者をいかに早く発見するかが非常に重要になるので、二次予防が大切なんです。
繰り返しますが、一次~三次まで全て重要です。
でもその中で特に大切なのは?と言ったら、二次予防です。
さらに、セルフケア、ラインケア、社内産業保健スタッフ等ケア、社外資源によるケアの4つの中で重要なのは?
と言うと”ラインケア”です。
これは、社会人であれば気付いている人が多いと思います。
ここ最近、多くの企業でラインケアはよく言われています。
「すぐに部下の異変に気づくこと」これが非常に重要になっています。
早く気付くことで、その後へ与える影響は非常に大きいです。
ただ、「部下の異変にどのように気づけば良いのかわからない!」このように感じている上司の人も多いでしょう!
実はある目安があると言われています。
メンタル不調のサイン
ズバリ、食事と睡眠です、
メンタル不調になると「食事と睡眠」に影響がでます。
例えば、部下との1on1ミーティングなどで、「最近しっかり寝れているか、最近しっかり食事をとれているか」
これを聞いてほしいです。
もし、その時の部下の回答が「最近寝れていない、食事もとれていない」だった場合かなり危険です。
黄色信号です。
ちなみに、食事を食べ過ぎてしまう状態は”うつ状態”になるとほぼありません。
なので、基本的には食べないようになります。
寝れていない、食事をとれていない、この回答が返ってきたら更に追加でこの質問をしましょう!
「その期間は2週間以上か2週間未満か」
これだけです。
2週間未満であれば手遅れではありませんが、もし期間が2週間以上だった場合は、かなり危険です。
極端に言えば、うつ病の一歩手前です。
その場合は、本人などに了解を得て至急会社に相談しましょう!
この2週間が一つの目安になりますので、意識してほしいです。
この質問をすることで、本当に大切な部下のことを守ることに繋がります!
ラインケア以外にもセルフケア、社内産業保健スタッフ等ケア、社外資源によるケアなどありますが、やはりポイントはラインケアです。
まとめ
「寝れているか、食事をとれているか」を聞く。
「寝れていない、食事もとれていない」と言う回答の場合は、さらにその期間がどのくらい前からなのか?を聞く。
そしてその期間が2週間以上だった場合は、本人の了解を得て、至急相談する。
これだけです。
是非、頭の中に入れて欲しいなと思います。
希望などがあれば、ラインケア以外も書いていこうかなと思っています。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
see you
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