皆さんお疲れさまです、Kです。
今回紹介する企業は株式会社TBMです。
この企業紹介ブログを読んでいただいている皆さんであれば、お気付きだと思いますが、同社も素晴らしい技術を持っている会社です。
知る人ぞ知る有名企業で、これから益々注目される会社だと私は思っています!
同社も、このブログでおなじみのユニコーン企業です!
では、早速いきましょう!
株式会社TBMの会社概要
・会社名
株式会社TBM・設立
2011年8月30日・資本金
234億2,993万円(資本準備金含む )/ 2021年7月時点・従業員数
231名(2021年8月現在)・事業内容
環境配慮型の素材および製品の開発・製造・販売・代表者
山﨑 敦義・本社所在地
〒104-0061
東京都中央区銀座2-7-17-6F・HP
LIMEX事業とはLIMEX(ライメックス)は、TBMが自社開発した環境配慮型の新素材です。石灰石を主原料にプラスチック・紙の代替製品を成形し、リサイクルが可能。・YouTbe
TBMチャンネル | 日本発の新素材LIMEX石灰石を主原料にしたリサイクル可能な新素材LIMEX(ライメックス)や再生素材CirculeX(サーキュレックス)など新素材と資源循環ビジネスでサステナビリティ革命に挑戦 👇ファンの声を集めた「TBM FAN ACTION」はこちら
株式会社TBMの一体何が凄いのか言うと、新素材が凄いんです。
皆さん、紙を作るために、どのくらいの材料が必要かご存知でしょうか?
例えば、紙を1t作るのに使われる材料は、一般的に20本の木と100tの水が必要だと言われています。
かなりの材料が必要なんです。
木は森林伐採などの影響、水は水不足で悩んでいる国もあります。
にも関わらず、非常に多くの資源を活用しなければ、紙を作り出すことはできないんです。
こういった背景もあり、ペーパーレスなどを進めている企業は非常に多いです。
が、紙が完全になくなることはだいぶ先だと思います。
それに、紙自体にもデータとは違う良さがあります。
私は電子書籍などで本を読むことがあるのですが、やはり紙ならではの良さを感じます。
電子書籍で読めば読むほど感じます。
目も疲れにくいし、読みやすさについては、紙にまさるものは無いと思っています。
このように、資源をかなり使わなければ紙を作り出すことができないのですが、紙を無くすことは非常に難しいのが現状です!
その現状を変えたのが、同社なんです。
簡単に言うと”木と水の代わりに石を主原料として紙を作ることができる”というものです。
その新素材がLIMEX(ライメックス)!!です。
さらに、紙だけではなく、プラスチックなどもこのLIMEXでは作ることができます。
LIMEXの凄さ
上述だけで既に凄さが伝わったかと思いますが、更に補足します!
LIMEXは、石、正確には”石灰石”を主原料としております。
プラスチックや紙の代替製品をこのLIMEXで成形することもできますし、リサイクルすることも可能なんです。
凄いですよね!
石から紙が作れる時代が来るとは…
木は二酸化炭素を酸素に変える機能を持っている貴重な資源。
水は水不足などで困っている国があり、また、生きて行く上で最も重要な資源。
対して石を使った場合ですが、石は木のように酸素に変える機能も持っていないですし、石不足で悩んでいる国もありません。
つまり、石という資源は、我々にとって使ってもあまり困らない資源なんです。
このような資源の場合、基本的に使う余地が無いからそのままになっているとも言えるんですけどね…
同社は、そんな石に目を付けて、新素材を作り出すことに成功したんです。
簡単に言うと、環境負荷を限りなく少なくして、同じような紙やプラスチックを作ることに成功した、と言うことです。
しかも石自体は地球に物凄い量が埋蔵されているので、資源が枯渇することはほぼ無いようです。
作業段階に関するCO2
木や水を使わずに環境に優しく、紙やプラスチックが作れることは理解できたけど、作る工程で環境に悪かったり、二酸化炭素をかなり排出していたら意味ないんじゃないの?と思った方多いですよね!
もちろんそこもしっかりクリアされています!
確かに、「作る工程で今まで以上に二酸化炭素出るけど許してね!」って話だったら意味無いですからね!笑
まず、石油からプラスチックを作る場合と石からプラスチックを作る場合の燃焼時の二酸化炭素排出量の差がこちらです。
58%カット!!
驚異的!
同じように燃やすのに、「まさかここまで差がでるとは…」ですよね。
これは、そもそも石油と石の素材の化学構造の差異によるものらしいです。
このような観点からも石の方が優れているということが分かりますね。
続いて、原料調達段階の二酸化炭素排出量の差です。
※出典:株式会社TBM HP
1/50!!!!
驚愕!!
なんですかこの数字、って思うくらいカットできています!
さきほどの58%カットでさえ、「え~~すごすぎる!!!って思っていたのに、1/50!!」
ちょっとこの数値はいい意味で異常値ですね…笑
石の場合は石油と違い、粉砕して製造するのみのようで、二酸化炭素の排出をかなり抑えられるようです。
このような驚異的な数値も地道な企業努力が可能にさせた結果なんだと思います。
紙の質
木も水も使わない。
おまけに、普通の紙を作るより二酸化炭素の排出が抑えられる。
ここまでは理解したけど、肝心の書き心地はどうなの?
「石から作られた紙ってなんか書きにくそう」というイメージがありますよね??
実は、そんなことありません。書き心地は従来の紙そのものです!
こちらの動画をご覧ください。
1:20あたりです。
このように、紙の書きやすさはそのままに、防水性や耐久性が従来の紙よりも向上しています。
品質の良さが口コミで広がり、今現在様々な用途で6,000以上の企業や自治体で採用されているそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
SDGsなどの環境をしっかり考えている企業がここ最近注目されています。
どれだけいい商品を作っても環境に悪かったら評価が悪くなる時代に入っています。
今回紹介した株式会社TBMのように環境のことをしっかりと考えながら、新しい商品を生み出すことが今後求められています。
こんな素晴らしい企業がどんどん増えると、より一層良い社会になりそうですね!
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
see you
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