皆さんお疲れさまです、Kです。
皆さん依存症はご存知だと思います。
世間ではいろんな依存症がありますよね。
今回は、依存症がどのような理由で起きるのか、何が原因なのか?その部分について書いていこうと思います。
依存症は、非常に身近で誰しもがなる可能性を持っています。
なのでこのブログを見ることによって依存症になるリスクから遠ざけることができます。
できれば依存症にならずに普通の生活を送りたいですよね!
そのためにどのようなことが原因で依存症になってしまうのか、そのメカニズムを知ることは非常に重要です。
では早速いきましょう!
依存症とは?
皆さんご存知の依存症ですが、そもそもどのような状態のことを指すのか?
ここから解説していきます。
依存症は”やめたくても、やめることができない状態”のことを指します。
つまり、自覚症状があるケースが多いです。
「自覚症状がない人に多いのかな?」と思っていた方もいると思いますが、どちらかと言うと自覚している方が多いです。
逆に、自覚をしていて辞めようと思っているのに、辞められない、この状態は本人にとって非常に辛いです。
依存症の種類
思いつく限りで考えてみてください!
- アルコール依存
- 薬物依存
- ニコチン依存
- ゲーム依存
- SNS依存
- ネット依存
- ギャンブル依存 etc…
ぱっと思いつくだけでも、たくさんの依存症があります。
そしてどれも非常に危険です。
実は、前述した依存症を大きく2つに分けることができるんです。
それが物質への依存なのかプロセスへの依存なのかです。
物質についてはアルコールや薬物が該当します。
プロセスについてはギャンブルやSNSが該当します。
このように大きく2種類に依存症は分けられます。
厚労省のHPには、このように書かれております。
「物質への依存」について
アルコールや薬物といった精神に依存する物質を原因とする依存症状のことを指します。
依存性のある物質の摂取を繰り返すことによって、以前と同じ量や回数では満足できなくなり、次第に使う量や回数が増えていき、使い続けなければ気が済まなくなり、自分でもコントロールできなくなってしまいます(一部の物質依存では使う量が増えないこともあります)。「プロセスへの依存」について
物質ではなく特定の行為や過程に必要以上に熱中し、のめりこんでしまう症状のことを指します。
どちらにも共通していることは、繰り返す、より強い刺激を求める、やめようとしてもやめられない、いつも頭から離れないなどの特徴がだんだんと出てくることです。
前述したような多くの人が知っているようなメジャーな依存症もあれば、あまり知られていないようなマイナーな依存症も存在します。
それらは物質への依存かプロセスへの依存のどちらかによって依存症になってしまうんです。
ドーパミンの効果
そもそもギャンブルとかSNSにハマる事はあるけれども、なぜ依存症になるのか。
「SNSとかギャンブルをしないとなんか落ち着かない」とか
「自分の意思で止めることができなくなってしまう」
なぜ、そんなことが起きるのか?そのメカニズムについてご説明します。
実は脳から出ているある物質が関係しています。
その物質というのが、ドーパミンです!!
ドーパミンという物質名を聞いたことありますよね?
具体的にドーパミンにはどのような効果があるのかと言うと、やる気や活力を与えてくれる物質だと言われています。
例えば、人が成功を収めたとき、すごく嬉しくなり、高揚感を感じたりします。
その高揚感などを感じさせている物質がドーパミンなのです。
つまり人は何か良いことをした時に、脳からドーパミンが出るようになっているのです。
そして、そのドーパミンはあなたのやる気や活力を与える物質なのです。
ドーパミンは、運動などでも簡単に出すことができます。
有酸素運動などを適度に行うとドーパミンが出るようになっています。
有酸素運動って結構キツイと思いますが、ドーパミンが出ることによって、キツイながらも爽快感などを感じさせてくれるんです。
例えば、ランニングなど終えた後に爽快感を感じる方が多いと思いますが、それはドーパミンがランニングによって分泌されたことが1つの要因となっているんです。
ドーパミンを簡単に出すからこそ依存に繋がる
実は、ドーパミンは運動なんかしなくても、もっと簡単に出すことができるんです。
それが薬物やギャンブル等、先程紹介した依存症と言われる行為なんです。
薬物についてはまさに薬物を飲むと、脳からドーパミンが出せるようになります。
薬物依存の話などで、「highな気分になって、なんでも出来る気がする!!」など聞いたことがあると思いますが、あれは薬物によりドーパミンが分泌され、やる気が漲っている状態がずっと続いている状況なんです。
ギャンブルやSNSなども根本は同じです。
ギャンプルで成功した、SNSで”いいね”をたくさんもらってバズった。
このような経験がドーパミンを出すことに繋がるのです。
それを追い求めるあまり、依存症に発展してしまうのです。
つまり、下の流れをずっと繰り返している状態になるのです。
- あることを行う
↓ - ドーパミンが出る
↓ - すごく良い気分になる
↓ - 良い気分になりたくて、また同じことをやる
気付いたら知らぬ間に、ドーパミンを出したいがために、あることをやり続けるんです。
そして依存症になるのです。
ちょっと極端かもしれませんが、依存症の原因はドーパミンだと言っても過言ではありません。
ここだけ読むとドーパミンが悪い物質と思ってしまったかもしれませんが、それは違います。
本来、人のやる気の源になる非常に素晴らしい物質なんです。
運動などでドーパミンが分泌される分には全く問題ありませんし、むしろ自分にやる気・活力になります。
なので、そこは勘違いしないようにしましょう!
依存症から抜け出す方法
依存症について、特効薬のようなものは、現状ありません。
メンタルの症状に似ているかもしれません。
薬はありませんが、依存症についての相談窓口は結構あります。
国としても依存症は問題視していますので、厚労省のHPには以下のように窓口の案内もしっかりされています。
1)保健所
こころの健康、保健、医療、福祉に関する相談、未治療、医療中断の方の受診相談、思春期問題、ひきこもり相談、アルコール・薬物・ギャンブル依存症の家族相談など幅広い相談を行っています。
相談は電話相談、面談による相談があり、保健師、医師、精神保健福祉士などの専門職が対応します。また、相談者の要望によって、保健師は家庭を訪問して相談を行うこともできます。
面談や訪問を希望する場合は事前に電話での予約をお勧めします。 保健師は地域を分担して受け持っており、たいていの場合相談者の居住地の担当保健師がその相談に対応します。自分の担当地域の保健師と会っておくと、その後の相談がスムーズに進みます。
2)精神保健福祉センター
精神保健福祉センターは各都道府県・政令指定都市ごとに1か所ずつあります(東京都は3か所)。「こころの健康センター」などと呼ばれている場合もあります。
センターでは、こころの健康についての相談、精神科医療についての相談、社会復帰についての相談、アルコール・薬物・ギャンブル依存症の家族の相談、ひきこもりなど思春期・青年期問題の相談、認知症高齢者相談など精神保健福祉全般にわたる相談を電話や面接により行っています。センターの規模によって異なりますが、医師、看護師、保健師、精神保健福祉士、臨床心理技術者、作業療法士などの専門職が配置されています。
このほか、センターによって、デイケア、家族会の運営など各種の事業を行っていますが、センターによって事業内容が異なっているので、直接電話するか、ホームページなどで確認してください。
全国精神保健福祉センター一覧(全国精神保健福祉センター長会のHPに移動します。)
3)依存症相談拠点機関
都道府県及び指定都市では、「依存症対策総合支援事業」において、依存症相談員を配置した相談拠点の設置を進めています。
4)自助グループ・回復支援施設
自助グループ・回復支援施設とは、アルコールの問題や薬物依存の問題、病的賭博などの問題などを抱えた人たちが同じ問題を抱えた人と自発的に、当事者の意志でつながり、結びついた集団のことをいいます。
一人で自分の問題から脱却することはむずかしいですが、グループメンバーと体験を共有し、分かちあい、自分の抱える問題や悩みをしっかりと直視して自分を変化させていくことができます。
問題別に様々な自助グループ・回復支援施設があります。身近な居住地に利用したい自助グループ・回復支援施設があるかどうかの情報は市区町村、保健所、精神保健福祉センターにお問い合わせください。
5)家族会・家族の自助グループ
家族会・家族の自助グループとは、依存症者を家族にもつ人たちが、お互いに悩みを分かちあい、共有し、連携することでお互いに支えあう会です。支えあいを通して、依存症者、また家族全体も良い方向に変化します。
家族会・家族の自助グループによって頻度はまちまちですが定期的(週1回、月1回、年数回など)に会を催しているところが大半です。
活動内容は家族会・家族の自助グループによって異なりますが、例えば、家族同士の交流を主眼に家族としての困りごとを話し合ったり、普及啓発活動としてフォーラムやシンポジウムを企画したりします。また行政などへの要望・働きかけなどの社会的な活動も精力的に行っています。
精神保健福祉センター・保健所・市町村などで、連絡先、入会方法、活動内容などの具体的な情報を提供してくれます。
依存症を、自分1人で解決・対応をしていくことは非常に難しいです。
もし、自分自身で「もしかして依存症かもしれない」と思ったときは、勇気が必要ですが、このような相談機関を活用してほしいです。
そして楽しい日常に1日でも早く戻れるように頑張りましょう。
まとめ
いかがいかがだったでしょうか?
このように依存症は特定の人がなる症状ではなく、誰しもがなる可能性を持っている症状なんです。
何かで落ち込んでいるときに、お酒を飲んで、それがきっかけでアルコール依存になってしまう
タバコを吸っていて、気付いたらニコチン依存になってしまったなど
非常に身近に存在します。
依存症になる可能性はみんな持っています。
なので、正しい知識を持ったあなたには、依存症とは無縁の健康的な生活を送って欲しいと思っています。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
see you
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